2019年6月26日水曜日

Nudge hair work の 眼鏡 SOLAKZADE ソラックザーデ part1 (新大久保ヘアーサロン)

Nudge hair work 店主 本夛正志

1970年生まれ 2019年現在49歳。

45歳位からか、徐々に視力に問題が。
 
それまではもともと、目がよく見える

のだけは自慢だったし、当たり前。

両目とも、20歳代も1.5~2.0はあるのが

当たり前でした。47歳の時に目医者さん

で検査してもらうと、左0.8 右1.0

左目には乱視あり。

どうりで見えずらくなってきたもんだ。

そんなこんなで、眼鏡 作ろうかなー、と

思い始めてはや2年以上が経ち、

この2年眼鏡屋さんがあると入ってみては

試着をし、の繰り返し。

ここ、数か月に至っては、本腰を入れて、

眼鏡の素敵なお客様に情報を

いただいて、足を運んでみるも

なかなか納得するものに出会えない。

僕の場合初めての眼鏡作りだし、

ある意味 仕事の道具。そこで、

以前から気にはなっていたものの、

なかなか敷居が高そうで足を

踏み込めなかったSOLAKZADE
(ソラックザーデ https://www.solakzade.com/) 

に伺ってみました。

SOLAKZADEは、表参道にある

ヴィンテージ眼鏡&ジュエリーの専門店。

1800年代から1990年代までに作られた

未使用のデッドストックアイウェア。

アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア

そして日本のヴィンテージ。

10,000本を超える規模とバリエーションで

常時保有しているとのこと。

このお店を立ち上げた大阪出身の

岡本龍允 氏、竜 氏のご兄弟がHPや

instaで拝見する限り超絶かっこよすぎるし、

存在感が圧倒的過ぎて軽い気持ちでは

足を踏み込める場所ではないような

気がしていた。しかし、意を決して出発。

雨の月曜日。予定していたテニスも

中止となり、眼鏡購入に集中できる

環境が整いました。

原宿駅をおり、まずは、駅のそばにある

眼鏡店Zoff で肩慣らし。

どれもこれも、カッコいい眼鏡が

そろってはいるが、なぜかピンと来ない。

場所は、表参道沿いかの有名な

インディアンジュエリーショップ

” ゴローズ ”の入るビルの地下一階。

外階段を下りて入店。

ドアを開けるとすかさず男性の

かっちょいいロン毛の店員さんが、

「いらっしゃいませ。傘をお預かりしますよ。」

と笑顔で、親切な対応。

なんだか、少し緊張が解けてきました。

内装は、アンティーク&ゴージャス。

ガラスのショーケースの中の

眼鏡、サングラスはどれも魅力的で、

オリジナリティあふれるディスプレーに

うっとりします。

「ウチお店の商品の見方は

お分かりになりますか?」

素敵な女性店員さんが

お声がけをしてくれました。

初めての来店を伝えると

親切にディスプレーの中の眼鏡や

ストックしてあるフレームの

説明をしてくれました。

まず、お勧めされたのが、

1950年代のアメリカ製の眼鏡。

当時ジャズピアニストの

ビル・エバンスがかけていた

アメリカン オプティカル社のもの。 

自分自身かけてみると、

うーんなかなかカッコイイ。

僕が想像するこれぞ、デットストック眼鏡

という感じ。素敵です。

50’sのアメリカの眼鏡の感じは

フレームのシェイプが正方形に

近い感じ。縦横比が1:1に

近い感じです。
1960年代以前に作られたヴィンテージは

全てサイズバリエーションが豊富にあるという。
 
どのモデルも10サイズくらい。
 
レンズが4サイズ(例えば42/44/46/48)、

ブリッジが4サイズ(例えば20/22/24/26)あれば
 
4 x 4 = 16 のサイズバリエーションになる。
 
現行ブランドではこんなサイズ展開ありえない
 
サイズ展開がないから、ワンサイズで大きい顔の人でも

かけられることを想定してフレームはデザインされてるらしい。
 
現行ブランドの眼鏡は、大きい顔の人にはちょうど良いが、

小顔の人はサイズの大き過ぎるフレームのせいで

間が抜けた印象になってしまう。

そんな話を聞いて、今までの

眼鏡屋さんではカッコイイデザインの

フレームをかけてみても

なぜかピンとこない感じがしていたかの

謎が解けた。
 
ソラックザーデではお客さんそれぞれの顔を見て

(目と目の距離)を目測しそれに合わせて

フレームのサイズをセレクトして提案してくれる。


同じ年代のフランス製のフレームも

かけてみました。

同じ年代なのにフランスのフレームは

丸みを帯びていて遊び心がある感じ。

ぼくの印象としてはサングラスだったら

こっちかな、という印象。

メタルフレームや、

ジョンレノンもかけていた

丸いフレームのもの。

あやしすぎかなー。

90年代の比較的新しめの日本製の

フレーム。

日本製のフレームもすごく気に入ったのですが

1本目に、手にするフレームとしては

ちょい派手かなー。

お次はオーナーの龍允 氏おすすめの

アメリカの タートオプティカル社製 アーネル。

ジェームスディーンや 最近では

ジョニー・デップが映画でかけている

事でも有名。

や龍允 氏はこちらのフレームが似合う

と言ってくれたのですが、僕自身が

とても気に入ってしまったのがこちら↓

アメリカ製 60’sのフレームですが、

ブランドの刻印がなく、どこの会社で

製造されたかはわかりません。

しかし、アメリカ軍で使用していた

という刻印があり、状態もとても良い

とのこと。で、これに決め。

スタッフの方々、オーナーの 龍允 氏、

みなさんの眼鏡に対する知識や愛情。

そのフレームが製造された時代背景。

1本1本にあるストーリー。


フレームを取り換えるたびに

興味深いストーリーを語ってくれます。

こんなに楽しい物選びは

もしかしたら初めてかもなぁ。

仕上がりは2週間後。

楽しみだなぁー。

出来上がりはpart2で。