2017年4月4日火曜日

Nudge hair work の シザーケース (新宿 美容室)

さて、新年度。新たな気持ちで 迎えております。

お店の雰囲気や小物も、いつご来店いただいても

心地よく過ごして頂けるように、少しづつ変えてみたりして。

でもって、15年ぶりくらいにこんな物を変えてみました。
 
make crew (メイク クルー) オリジナル シザーケースです。
 
もともとはこんなのを15年間腰に巻いとりやした。
 
4丁ざし と 3丁ざし のケース2つをつなげておりました。
 
とても気に入っておりまして、小さいほうの3丁ざしなんかは、
 
弟の お古 を貰ってつけてました。
 
ベルトはチャラいイタリア製の飾りベルト。
 
革製品って本当に一生物で、まだまだ、
 
ぜんぜん現役続行できるのですが、
 
このお気に入りのシザーケースにも、一つだけ
 
欠点なるものがありまして。
 
実は、コーム(櫛)を収納する部分が、
 
とても狭い(薄い)造りになっているのです。
 
だいたい、コームというもの自体が「薄い」という
特性を持っているので、収納スペースが
 
薄い、狭いのがあたりまえなのですが、
 
時々急いでいるときなど、コームの歯が
 
狭さゆえにスペースの端っこに引っかかるわけです。
 
写真にある2本のコーム
 
上のが Beuy Pro Comb さんの105 ってやつ
 
美容師、理容師なら絶対一回くらいは使ったこと
 
あるんじゃないかなー。プラスチック製 単価 ¥200 くらいかな?
こっちは丈夫で折れることはまず無い。)
 
一方 下のが 信山(しんざん) の手付き 59目ベークコーム
 
僕は刈り上げの仕上げに使っている。ベーク樹脂製 単価¥3,800 
これが、よく折れちゃうんだなー。
(ベーク樹脂とは、フェノールとホルムアルデヒ  を原料として
触媒下において合成を行う。だって。)
 

ベークコームは理容師なら絶対に持ってるコーム

熱に強くて、硬いという特性があるから、

アイロン操作時にアイロンコームとしても使う。

そしてプラスチックや、角製のコームとは
 
比べ物にならないくらい、刈り上げ時の櫛通りがいい。

細かい毛髪、癖毛で丸まった毛髪も綺麗に

櫛目に入ってきてくれる。(産毛や眉毛にもgood)

でも、硬いから、薄くて細い部分は折れやすい。

少なくとも、この5年で12.13本くらいベークコームを

折ってしまっている。 折るたびに、

あ~¥3,800が~なんてこったー!!

みたいな感じになるわけです。

あ、説明が長くなっとる。まぁ~、そんな訳で

じゃあ、広いコーム入れのある大きめな

シザーケースに買い換えようということになりました。

 
なんというか、シザー買うことのほうが多いし、
 
シザーのほうがケースの何倍も高価なものだし、
 
新しくシザーを買った時なんかはテンション上がるし、
 
仕事にもミョーにやる気が湧いたり。
 
まさか、シザーケースでこんなにワクワク、
 
テンションが上がってしまうとは。
 
いやはや、何でも形から入るタイプ人間の性か?
 
もしかしたら、これを生涯使うのかもなー。
 
自分が、シザーケース付けて写ってる写真って
 
案外ないんですよね。やっとあった1枚
 
しかもモノクロ。それになぞらえて、さっき
 
お客さまに撮ってもらった写真。
 
 
 気分良く仕事してまーす。
 
make crew さんとても気に入りました。
 
3ヶ月待ったかいあったー。
 
良い品物をありがとー。感謝。